2024年7月24日から27日まで、フランスのニースで開催された16th International Conference on Applied Human Factors and Ergonomics (AHFE 2024)において、西中美和教授が以下の論文でBest Paper Awardを受賞しました。
 AHFE はサービス学、経営情報学、人間工学、応用心理学等に関連する1990年から続く大規模な国際会議です。その年の会議で発表された論文のうち、学術的貢献度、革新性、実用性、プレゼンテーションの質といった観点から特に優れた研究に対しBest Paper Awardが贈られます。日本人の受賞は、記録のある2015年以降では、当該受賞を含み7件です。
 本論文は、徳島に本社がある生活総合支援企業「株式会社クラッシー」(https://www.classy-concierge.com/)を事例とする研究論文です。高品質なサービスを標準化しながらも、模倣困難な強みを維持しつづけ提供する仕組みを、サービス?ドミナント?ロジックで解説しています。四国の企業でありながら、世界に通じる汎用性のあるサービス手法であることを,理論を用いて説明した点が評価されています。
 株式会社クラッシー代表取締役の植田貴世子氏には、地域マネジメント研究科の「四国経済事情(地域活性化と企業経営)」の講義に、毎年講師として登壇いただいています。

【受賞論文】
Nishinaka, M., Masuda, H. (2024). Co-Creation of "Value-in-Context" in High-Quality Service: A Case Study, In: Christine Leitner, Rainer N?gele, Clara Bassano and Debra Satterfield (eds), The Human Side of Service Engineering, 143, pp.75-82, AHFE International, USA. http://doi.org/10.54941/ahfe1005077 ISBN: 978-1-964867-19-9
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