2015年08月04日
2015年8月27日(木)に、講演会「性質決定研究の現在」を開催します。
性質決定とは、ある法律関係を既存の法的カテゴリーに分類する操作です。それに
よって適用される規範が導かれるため、法解釈上特に重要な操作の1つといえます。
性質決定については、諸分野で問題となるため、個別的には多様な先行研究が蓄積さ
れています。
他方で、それら多様な議論を学際的に比較する研究や総論的な研究の充実は、今後
の課題です。この講演会は、そのような課題を意識した取組みの1つとして、性質決
定というテーマの下、様々な分野の専門家が分野横断的に知見を共有し、議論しよう
とする企画です。
学内外を問わず、どなたでもご出席いただけます。
[プログラム]
13:30 開会
第1セッション
13:45-14:15
髙 秀成 (金沢大学)
近時の民事判例における意思と法性決定
14:15-14:45
渕 圭吾 (神戸大学)
租税法における性質決定の諸問題
14:45-15:00 休憩
第2セッション
15:00-15:30
渕 麻依子 (明治大学)
知的財産法と経済法:JASRAC判決を素材として
15:30-16:00
羽賀 由利子 (金沢大学)
国際私法における人格権をめぐる法性決定
16:00-16:30
八並 廉 (香川大学)
逆像概念を用いた法性決定理論再構築の可能性
16:30-17:00 質疑応答?ディスカッション
17:00 閉会
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当講演会は、JSPS科研費26885050の助成を受けたものです。