皇冠足球滚球_皇冠球探比分-体育直播

图片

審査委員の講評

最優秀賞 「『空気のような憲法』から『使いこなす憲法』へ」

弁護士 本嶋 孔太郎

 碓井愛美さん、最優秀賞の受賞、おめでとうございます。
 本論文は、過去?現在?未来という流れで構成されており、戦後80年という節目に憲法がどのような役割を果たしてきたのか、現在どのような状況にあるのか、そして未来に向けてどうすべきか。この必要十分な構造により、非常にわかりやすく論理的に展開されていました。
 特筆すべきは「現在」のパートです。憲法という抽象的なテーマを、ご自身の校則改革の経験と結びつけて論じられています。男女で異なる靴下の規定という具体的な違和感から出発し、憲法14条の平等原則、13条の個人の尊重という条文と照らし合わせて問題提起をされています。そして友人とグループを立ち上げ、先生と対話を重ね、卒業後に実際に校則が変わった。この経験を通じて、憲法を「遠い法律」ではなく「身近な道具」として実感されたという考察は、非常に説得力があります。
 そして「未来」への提案が、本論文の最大の魅力です。ありきたりな憲法改正論ではなく、「憲法×校則リサーチプロジェクト」や「憲法リフレクション?ラボ」という、憲法を「使いこなす」ための具体的なアクションを提案されています。学生ならではの視点であり、ご自身の経験に裏打ちされた、実現可能性の高い提案です。
私自身、弁護士として政策づくりや法改正を専門とし、民主主義を学ぶ場として日本国内で独自の通貨とルールを作る小さなクニづくりを実証実験中です。その観点から、まさにこの「当事者が声を上げ、対話を通じてルールを変えていく」というプロセスこそが、民主主義の本質だと考えています。法律やルールは、偉い人が決めるものではなく、私たち一人ひとりが参加して作り上げ、使っていくものです。
 碓井さんの提案は、すぐにでも始められる取り組みだと思います。ぜひ実行に移していただければ幸いです。

優秀賞 「日本の羅針盤」

法学部長 堤 英敬?

 近藤颯紀さん、優秀賞の受賞、おめでとうございます。
 本論文は、戦後日本における日本国憲法の役割や位置づけを、北極星になぞらえて論じた作品です。北極星は、常に北に位置し続けることで人々が進むべき方向を定める際の指針となりますが、近藤さんは、戦後における日本の発展は、平和主義や基本的人権の尊重、国民主権といった憲法が示す理念によって導かれたものであったと論じています。他方で近年、憲法に関しては様々な議論が展開され、その改正を主張する声も小さくありません。こうした点で、憲法は北極星としての役割を失いつつあるかのようにも見えますが、近藤さんは、北極星は長い年月の中で少しずつ移ろいゆくものであり、北極星が北を指さなくなったら、新たな星がそれに置き換わることを指摘します。すなわち、憲法は不変の存在ではなく、変わりゆく社会に対応して私たちを導く道しるべなのだとしています。憲法の役割を北極星に重ねた点には、極めて高いオリジナリティが感じられますし、本論文で展開される議論は非常に論理的で、読み手に「なるほど」と思わせる説得力がありました。
 また、近藤さんは、今日、憲法を守るか変えるかではなく、憲法をどう活かすかという視点の重要性を指摘し、特に若い世代の人たちが憲法を自分事として捉え、その価値を未来へと継承していくための憲法教育が重要なのだと論じています。憲法が北極星としての役割を担い続けていくために必要なことを、身近なところから思考しようとする姿勢にも好感が持てました。
 本論文は、視点のユニークさと論理的な文章力が両立している点、また、俯瞰的な論考と足下からの考察の両方が行われている点で、非常に完成度の高い作品に仕上がっていると感じました。今後の高校生活を通じて今持っている力をさらに伸ばしていただき、次のステージでも活躍してくれることを願っています。

優秀賞 「憲法の隙間に立つ自衛隊――『平和』と『現実』の間で揺れる私たち」

香川経済同友会特別幹事 竹内 麗子

 砂川いち華さん、先ずは、優秀賞受賞、誠におめでとうございます。
 この度、論文審査に関わらせて頂いたことにより、久しぶりに、憲法と正面から向き合うことができました。
日本国憲法創設から既に80年が経ちました。戦争を知らない世代が80パーセントを占める社会になり、日本国憲法は人々の意識から薄れ、他人事になりつつあります。
 中でも、近年、度重なる災害救助や、軍事力が世界平和地図の色分けを変えていくなかで、自衛隊の活動範囲が拡大していると申しても過言ではありません。
 そのような時代を生きる若者たちは、自衛隊の立ち位置が、憲法9条に唱える平和主義と、時の政権により、解釈のみで都合よく運用され続けている現状に、大きな矛盾と不誠実を感じているのは当然のことです。
 ウクライナ、ガザ他のように軍事力が世界の平和地図の色分けを変えていく現在において、平和を守るには軍事力は必要か?自衛隊はどうあるべきか?など、今や、未来の平和構築として憲法改正は避けて通れない時代になりました。
しかし、両親や先輩たちから、社会へ出れば、政治と宗教の話題は避けるようにと言われ育ってきた団塊世代の私たちへも日本国憲法に正面から向き合い、他人事ではなく、自分の未来、社会の未来であることを、自分の言葉で共に語りあうことの重要さを、砂川さんから、改めて気づかせて頂きました。
 砂川さん、喝を入れて下さって有難う!

優秀賞 「ニュージーランド事例から考える日本の自転車安全施策」

法学部長 堤 英敬 

 山西和花さん、優秀賞の受賞、おめでとうございます。
 本論文では、山西さんがニュージーランドに留学した際に経験したことや感じたことを活かしながら、日本において自転車の安全性を高めるための提案が行われています。ニュージーランドでは自転車利用者のほとんどがヘルメットを着用しており、自転車利用者による重大な事故の件数は大幅に減少しているそうです。その理由として、ヘルメット着用の義務化と違反者への厳しい罰則、自転車専用通行帯の設置といったインフラ整備などが挙げられますが、山西さんはこれらに加えて、人々の間に交通安全意識が文化として根付いていることの重要性を指摘します。人々が交通ルールを「守らされている」ばかりではなく、交通ルールを守るのは「当たり前」だと認識していることに気づいた点に、山西さんの洞察力の高さを感じました。
 また、ニュージーランドの状況も踏まえつつ、本論文では(1)罰則の導入と教育の徹底、(2)インフラの整備と地域の実情に即した施策の展開の二点が提案されています。他の多くの応募作でも、これらの施策の重要性には触れられていましたが、山西さんは「ナッジ」(強制を伴わずに人々の行動を望ましい方向へと促す手段)の考え方を取り入れて、自然とヘルメットを着用するようになるような施策を提案しています。これは、他の応募作にはないユニークなアプローチと言えるでしょう。また、インフラ整備が困難な地域があることも踏まえて、地域の実情に即した代替的な方策を提示している点からは、現実を冷静に見て、実現可能な策から実行していこうとする柔軟さとバランス感覚が窺われました。
 本論文に表されているような、自分が経験したことを社会と結びつけて多角的に思考できる力は、山西さんの「強み」と言えると思います。今後の高校生活の中で様々な経験をし、こうした力をさらに高めていってくれることを期待しています。

奨励賞 「日本の未来を拓く憲法論~緊急事態条項と地方自治を中心に~」

弁護士 本嶋 孔太郎

 石井匠さん、奨励賞の受賞、おめでとうございます。
 憲法改正というテーマは、9条問題など抽象的な議論に終始しがちです。しかし本論文は、女木島での探究学習という地域に根ざした具体的な体験から出発している点が、非常にユニークで説得力がありました。
 「救助がいつ来るかわからない」という離島住民の切実な不安、「津波が来たら逃げずに家で死ぬ」という高齢者の声。こうした現場のリアルな声を聞いた上で、緊急事態条項や地方自治の強化を論じているからこそ、読み手の心に響く論文になっています。
 緊急事態条項については賛否が分かれるテーマですが、石井さんは権力集中への懸念にも触れた上で、フランスやドイツの事例を参考に歯止めを設けることで対応できると論じています。「性急に結論を出さず、国民一人ひとりが冷静に議論に参加することが立憲主義を維持する上で最も重要」という指摘は、高校生とは思えないほどバランスの取れた視点だと感じました。また、緊急事態条項と地方自治を「国民の生命と生活を守る」という共通の目的で結びつけている点も優れています。
 私自身、弁護士として政策づくりや法改正を専門とし、民主主義を学ぶ場として日本国内で独自の通貨とルールを作る小さなクニづくりを実証実験中です。その中で痛感しているのは、中央の画一的なルールではなく、各地域の実情に合わせた多様なアプローチが必要だということです。石井さんが提言されている「地方自治体がより柔軟に独自の政策を立案?実行できるようにする」という方向性には、強く共感します。
 「地域に住む個人の目線から憲法を考える」というアプローチを、ぜひこれからも大切にしてください。

奨励賞 「放っておくことが平等?日本と海外から見る法と現実」

香川経済同友会特別幹事 竹内 麗子

 髙橋沙里唯さん、奨励賞受賞、おめでとうございます。
 LGBTの立場から見た憲法14条と、思いやりのギャップ、即ち「本当の平等」についての貴女の論文に深く考えさせられました。少数派のマイノリティにとっては、SNSで過剰なハッシュタグや、多くの話題に取り上げられることが、反対にプレッシャーになることを理解できず、放っておく=尊重という平等の考え方を理解できないのは、何故だろうかと考えさせられました。そしてそれは、日本人の文化の貧しさにあると思いました。
それは、多くの人達は、理屈で分かっていても、現実は、LGBTの方たちの心を、自分事ではなく、他人事として捉えているからです。中でも、日本人が本当の思いやりと、マナーの欠落を自覚できない原因は、幼少期からの教育にあると思います。
 私が半世紀ほど前にスエーデンの保育所を視察した折のことです。無邪気に遊ぶ子供たちが使用している遊具人形は、肌が白、黒、褐色、黄色等、多様な色で作られており、手や足が無い人形もありました。又、遊ぶ折も、ママが女性、パパが男性では無く、お互いを名前を呼びあうという自然な姿で遊んでいました。
スエーデンは早くから移民受け入れ体制が確立している国のため細やかな施策がとられています。幼い頃から、ダイバーシティ環境で育ってきた子供たちは、成長後も自然にダイバーシティ構築に自然対応ができる大人に成長しています。それに比べ、日本は現代にそぐわない「男女のモデル規定」があり、女性を始めマイノリティであるLGBTたちにとっても、生き辛さの原因になっています。
 それは、現在においても、男女間のみならず、社会全般に時代遅れのアンコンシャスバイアスが深く浸透しているからだといます。人間としての真の思いやりは、髙橋さんがおっしゃるように、多様な問題を他人ごとではなく、自分事として考えることです。そうすれば、お互いが本当に求めていることが解りあえるのではないでしょうか?
不幸なことに日本は、ほぼ単一民族で儒教教育が長かったため、男尊女卑や、マイノリティ排除と、強者基準の文化しか育たなかったのは本当に残念なことです。
 しかし、スエーデンのように、アンコンシャスバイアスを含め、多様な思いやりや真のマナーを早い教育段階において育て取り組む必要性があることを、改めて高橋さんから教えられました。
 髙橋さん、貴女達の時代です。お互いにおかれた場所を超えて頑張りましょう。

奨励賞「私たちと憲法のこれまでとこれから」

香川県教育委員会教育次長 吉田 智

 新田涼乃さん、奨励賞おめでとうございます。
 新田さんの論文では、日本国憲法を「現在の政治形態を可能にしたという象徴」「法令や行政行為の正当性を確かめるもの」とその役割をあげたうえで、「戦後から今日に至るまで憲法は国の最高法規として正常に機能してきた」と高く評価しています。
 憲法改正が一度も行われていない点については、海外の憲法改正事情との比較を、単純な回数の話ではなく、その実態まで調べ評価をしています。
 一方で、改正の必要性は認めています。現在の憲法が、その掲げる三原則を概ね達成した、としたうえで、「内容の追記」としての改正は必要ではないかと。ただ、自分を含む国民の「憲法や法に関する知識」の不足を課題として挙げ、国民が不勉強なまま憲法改正の議論を行えば、特定の意見に流される危険性があると問題提起をしています。まずは、みんなで憲法の勉強を、と。
 古代民主政治が花開いたギリシアのポリスは、衆愚政治と呼ばれる状況から弱体化していきました。今も昔も民主主義の敵は、主権者である我々一人一人の不勉強。言い換えれば、一人一人が民主主義を支える意識を持ち、正しい判断ができるよう学び続けることにより、民主主義は守られるのです。この論文はそのことを指摘しています。民主主義の本質をよく理解した人の文章だと思いました。
 戦後80年、社会は変わり、我々の意識も変わりつつあるのかもしれません。だからこそ、ゆるぎない標(しるべ)として憲法はその役割を果たし、我々はその役割をよく理解したうえで、改正の議論を行う必要があるのではないか、そうこの論文は問いかけています。
 最後に書いている「私自身の意見を持つことができるように継続して憲法に関する知識を身につけていきたい」という姿勢を、すべてのことに対し持ち続け、学び続ける人であることを期待しています。

奨励賞「自転車生活を楽しむために」

香川県情報発信総合参与 木原 光治

 平松さん、心に刺さりました。あなたの主張。私は40数年、新聞記者としてさまざま事件、事故、政治、経済、スポ-ツの現場に立ち、当事者、被害者、加害者らに接してきて、最も大事にしてきたのは現場の生の声です。そこから生まれる訴えが波風を起こし、社会を動かします。
平松さんもお母さんが巻きこまれた交通事故で変わった、生活体験から突き当った疑問。自動車にあるのに、自転車には「なぜ免許制度がないのか」。自動車は手厚い教習、期間を経て、免許が与えられる反面、違反には厳しい罰則がある。当然です。走る凶器になるからです。
自転車はどうか。対人だと、自転車も自動車と同じ。なのに教習らしい教習が制度化もされないまま、今回の厳罰化。「これでは取り締まりで確認される顕在化した問題だけがフォーカスされるのではないか」。
平松さんの危惧に私も同感です。十分な広報、教習がないままの車並みの青切符導入も、子供たちや若年層、お年寄りの行動を委縮させる可能性もある中、平松さんは「生涯教育の一つとして自転車免許制度をステップアップ方式で導入すべき」と訴えています。小中学校では安全教室、高校?大学は授業の一環で免許更新教室、成人には市役所、公民館での講習会、実技訓練。
 違反情報にはカード、アプリでの紐づけ、違反者は即罰則ではなく、ボランティアの安全活動の導入。罰金化は2回目の違反以降にする。5回目以降は免許取り消し。納付された罰金は免許制度の維持?普及の資金とし、更新時には違反歴に応じてルールを学ぶ機会を設ける。「逃げ得を許さない制度を構築したい」と言う。
 さらに保険加入と免許の紐づけなど、実に理路整然とした、高校生らしい、はきはきとした論理展開が本当に素晴らしい。厳罰化を受け入れつつ、それを補完する免許制度の仕組みは、目からうろこの主張です。自転車の高性能化が進むと、いくつかの規制?制度が必要になってくる時代がきてもおかしくない。これは必ず知人の警察幹部に提供します。
ありがとう。平松さん。
交通ルールは守らされるものではなく、しっかり守るもの。これからもみんなに声高に訴えていきましょう。

奨励賞「『戦後』という言葉を使い続けるためには」

香川県情報発信総合参与 木原 光治

 日本国憲法第9条は戦後80年、「日本は戦争をできない国」と定めてきた、と思ってきたのに、それに疑問を持つ勢力が増えてきているのではないか。三宅さんはおそらくそんな思いからこの論文を書いたのではないでしょうか。
 実は私の父、妻の父ともに広島での被爆者でした。2人ともあの1945年8月6日午前8時15分、爆心地に近い広島市内にいました。幸い父は屋内、義父はコンクリートの壁が爆風を防ぎ九死に一生を得て、80数年生きました。ただ2人ともあの日のことを自ら家族に話すことはありませんでしたが、死期が迫ったある夏の日、父は「あの日の朝も暑かった」とつぶやきました。「広島のことか」と問うと、うなずき「地獄だった」と言いました。初めて聞く話でした。
死後、手記を見つけました。そこには1カ月近く被爆地にとどまり、死傷者の収容や復旧作業に従事した惨苦の日々とともに「市民への無差別爆撃のアメリカは許せない」と綴り、「核兵器廃絶を願う」と締めくくっていました。 私はいてもたてもいられず、ペンをとって、私情と断って担当だった四国新聞の1面コラム「一日一言」に書きました。「核兵器は絶対悪」と。
 おそらく三宅さんも、曽祖父母の戦争体験やお母さんから聞いた兄の戦死、戦地の父、高松空襲の話、元特攻隊員の動画を見たとき、私と同じように戦争の愚かさと平和の尊さに心を動かされたのではないでしょうか。
平和の象徴である高校野球への思いも一服の清涼剤です。 三宅さんの論文は、決して論理的でもなければ、探究的でもないのに、なぜか心に迫ってくる。それは自らが聞いたこと、見たこと、感じたことを素直に論じているからではないかと思います。
「愛が形となって平和の要として存在しているのが憲法第9条ではないか」と言い、「戦後を100年、200年にしていく使命が私たちにはある」と説く。結びは「孫、曽孫たちが戦火に怯える未来を選ぶのか、今こそ目覚めよ。日本人」。「長崎を最後の被爆地にするために」。
心に響きました。三宅さん。私も2人の父の若き日の壮絶な体験をこれからも子供、孫へつないでいきます。一緒に不毛な戦争の愚かさ、核兵器の恐ろしさをあらゆる機会を通して語り継いでいきましょう。

奨励賞「身近な乗り物に潜む危険性」

香川県教育委員会教育次長 吉田 智

 安富弥生さん、奨励賞おめでとうございます。
 自転車は身近な乗り物ですが、一方でその危険性への認識が甘くなっているのも事実です。これに対し、安富さんは自身の事故の経験や自転車事故で高校生が加害者になった例などから、自分事として自転車の安全対策を考えています。
 違反運転の厳罰化については、「意識の甘さに警笛を鳴らすもの」として前向きにとらえる一方、罰則強化だけでは根本的な事故防止につながらないと考え、安全教育の強化と自転車保険の義務化をセットで行うよう提案しています。
実際には、各高校で交通安全教室等は行われているでしょうし、香川県や岡山県を含む多くの都道府県では自転車保険加入の義務化をすでに行っています。しかし、大切なのは文中にあるように危険を自覚させること、主体的に自転車の安全運転の必要性に向き合うような環境を作ることです。そう考えれば、まだまだ交通安全教室には改善の余地がありそうです。ぜひ、高校生の皆さん自身が、どうすれば自転車の危険性を認知し、自分も周囲の人も安全な運転を心がけるようになるか、交通安全教室の工夫を考えて欲しいと思います。
 また、自転車保険は義務化されていると前述しましたが、この論文で書いているのは、車の保険が安全運転をすれば割引されるように、安全運転の「メリット」や「恩恵」を感じられる仕組みです。安全運転は行って当たり前の義務、と言えばそれまでですが、今の自転車運転者の意識を変える手法としては有効だと思います。
 何よりも、一つの課題を一つの方策、それも厳罰化といった強制的な力で正そうとするのではなく、教育や保険といった様々な手段を組み合わせて意識変革を起こそうとする姿勢が素晴らしいと思いました。この姿勢をこれからも大切にしていただきたいと思います。

 
 
ページの先頭へ戻る