2017年06月27日
平成29年6月26日(月)14:00から、工学部キャンパス3301講義室において、今年度第1回目の香川大学アドバンスト?セミナーが開催され、学生や教職員など55人が参加しました。
今回は、特定国立研究開発法人理化学研究所主任研究員の前田瑞夫先生を講師に迎え、「DNA-合成高分子複合体(DNAコンジュゲート)の合成と診断応用」をテーマにご講演いただきました。
温められることで濁って見える感温性高分子ポリマーや金属ナノ粒子とのDNA-合成高分子複合体の合成方法や、その集合体界面において二重らせんのDNAを形成させることで、遺伝子配列の変異を目視で検出できるという現象を発見し、早期の癌診断など様々な分野への応用が期待される研究内容について、丁寧に分かりやすくご紹介くださいました。
また、それらの現象が前田先生の研究室の学生さん達の地道で丁寧な研究のおかげで偶然に発見されたという経緯や、理化学研究所の様子についてもご紹介いただき、香川大学の学生にとって、勉学や研究に対する意欲を刺激される機会となりました。
講演会の様子
質疑応答の様子