インターンシップ期間: 5ヶ月間
インターンシップ受け入れ協定校: サボア大学(フランス)
インターンシップ先: LISTIC Laboratory (Polytech Annecy-Chambery)
私は、フランスのサボア大学LISTIC研究所で5ヶ月間の実習を行いました。実習内容は、LISTIC研究所で行われているプロジェクト「モーションキャプチャデバイス(Kinect)を用いたロボット制御」で使用されるソフトウェアの改善と開発環境の再構築でした。モーションキャプチャとは、全身の動きや手ぶりなどのジェスチャーを検知し、パソコンの操作に反映させるユーザーインターフェース技術で、この装置を用いてロボット制御を行うソフトウェアの開発に取り組みました。自分の研究とは異なる分野で、今まで経験したことのないプログラミング言語を使っての作業もあったため、時には思うように進まないときもありました。また、技術英語や専門用語を正確に把握することができず、与えられた課題を誤って解釈してしまうこともありました。しかし、ラボのメンバーや先生にアドバイスを頂いたり、自分で課題を見つけ新しい知識を勉強したりして、それらの課題を乗り越えることができました。この経験を通じて、専門知識を身につけることができ、コミュニケーションの重要性や仕事の進め方など非常に多くのことを学ぶことができました。
フランスでは、仕事とのメリハリをつけるために、休日や余暇をしっかりと楽しんでいるという印象を受けました。私は、休日や長期休暇には、友人とアヌシーでサイクリングや山登りをしたり、フランス国内やヨーロッパの様々な国へ旅行をしたりしました。今回のインターンシップが初めてのヨーロッパであったため、実際に足を運び肌で感じる文化?習慣?景観の違いはとても刺激的で、良い経験になったと感じています。
私は今回のインターンシップを通じて、自分が想像していた以上に多くのことを学ぶことができ、たくさんの友人を作ることもできました。海外での長期滞在は、苦労することも多くありましたが、サボア大学の職員の方や友人の支えもあり無事にインターンシップを終えることができました。この経験で学んだことを、これから社会人として仕事をしていく上でも、私生活面でも活かしていけるように更なる努力をしていこうと考えています。最後になりましたが、私が国際インターンシップに参加するにあたり、香川大学とサボア大学の職員のみなさん、実習先であるLISTIC研究所のみなさん、レジデンスの友人には多くの面でサポートをして頂いたことに心から感謝しています。
夏のアヌシー湖
指導してくださったエンジニアと教授
友人と登山へ