~音声生成機械システムを開発~
工学部は、7月3日(水)14時から工学部広報メデイアセンターにおいて、工学部の澤田助教授が開発した音声生成機械システムについての記者発表を行いました。
この機械の特徴は、人間の発声器官である肺、気道、声帯、声道、口、聴覚部を全てメカニカルに再現し、人間の赤子のように試行錯誤の学習によって、自ら発声手法を獲得することができるシステムを持つことです。 本システムでは人間と同じような発声器官を有し、空気の流れと振動を物理的に制御することによって発声を行うため、人間のような自然な発話動作による音声生成が可能になりました。また、自己学習機能によって発話動作を獲得していくプロセスを物理的に観察評価することを可能にしました。 この機械システムは、当面は聴覚障害や発声障害を持った方々の発声訓練装置などへの応用が考えられます。
記者発表は、堺広報室長(副学部長)と澤田教官が出席し、堺広報室長の挨拶の後、澤田教官からの概要等の説明の後、熱心な質疑応答がありました。 その後、音声生成機械システム装置による実際の発話動作を披露しました。新聞?テレビ等報道機関関係者から熱心な質問があり、音声生成機械システムへの関心の高さが感じられました。
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2006.4.8更新 |