~工学部4年生高木智彦君、ソフトウェアコンテスト優秀賞受賞~
平成14年3月15日に香川大学工学部で開催された「情報処理学会四国支部研究シンポジューム」のソフトウェアコンテストで工学部信頼性情報システム工学科4年生の高木智宏君(指導教官:古川教授)が 優秀賞を受賞しました(http://www.eng.kagawa-u.ac.jp/~ando/IPS/)。
受賞したソフトウェアは、「UML 状態図による機能テストのためのテストケース作成システム」です。 このソフトウェアは、ソフトウェアの開発時に実際にそれを利用した場合ど の程度の頻度で誤りが発生するかを確認するためのテスト (統計的テスト) で 使用するテストケースを作成します。このテストケースは、対象となるソフト ウェアの利用方法や持っている機能の実際の利用頻度を反映し、しかも統計的 に意味のある結果を出すために大量でなければなりません。利用方法や利用頻 度を利用モデルとして記述するために、UML (Unified Modeling Language) の 状態図に、利用する機能の利用頻度に相当する遷移確率を付加したものです。
統計的テストのためのテストケースを作成する以外に、利用モデルの編集機 能や利用モデルのチェック機能、一般的に行われるテストのための漏れや重複 のないテストケースを作成することができます。
本シンポジュームは、情報処理学会の四国地区の活動を活発化するために本 年度から開催されたもので、研究論文やソフトウェアコンテスト、研究室や企 業紹介をが行われました。ソフトウェアコンテストには、15件の応募があり、 最優秀賞1件優秀賞3件が選ばれました。
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2006.4.8更新 |