情報システム?セキュリティコースでは、本年度着任の3名の教員による講演会を下記のとおり開催いたします。
学内外の多くの方にご来聴頂ければ幸いです。
興味のある方はお気軽にご来場いただき、今後の研究交流?産学交流にお役立てください。

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（１）
日時：2024年11月25日(月) 13:00～13:35
場所：Teamsによるオンライン開催
講師：橋本 正樹 准教授
題目：我が国の情報セキュリティの今：現状の俯瞰と産官学連携の展望
概要：
本発表では、我が国の情報セキュリティの現状を俯瞰し、直面する課題と今後の展望について紹介します。まず世界的な技術予測と企業動向の分析を通じて、情報セキュリティ分野における日本の立ち位置を概観します。また、この分野での国際競争力向上に向けた国家戦略と産官学連携の重要性について言及します。さらに、産官学連携の具体例として、発表者が携わる共同研究プロジェクトを紹介し、今後の可能性について説明します。

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（２）
日時：2024年11月25日(月) 13:35～14:10
場所：Teamsによるオンライン開催
講師：小川 祐紀雄 准教授
題目：一般の自動車を用いて構築する情報収集ネットワークに関する研究
概要：
モバイルネットワークの整備が進み、同時に自動車のセンシング装備が強化されていることから、一般市民の自動車を活用することにより、都市部から山間部にかけての広域から各種データを収集できるようになると期待されています。本研究では、このようなクラウド（crowd）による情報収集ネットワークを社会基盤システムの一部として利用し、あらゆる地域においてデータ収集から提供までを確実に行えることを目標としています。本研究のシステムにおける情報収集では、情報収集が必要な場所に自動車が存在することやモバイルネットワークが整備されていることが必要になりますが、都市部から郊外?農村部、山間部のへと離れるにつれて、交通量やモバイルネットワークの整備状況は異なります。また、モバイルネットワークの整備が進んでいる都市部においても、自動車のような移動速度の早いモバイル端末からでは、モバイルネットワークの通信性能は安定しているとは限りません。そこで、本講演では、上記の課題に対する取り組みを紹介します。

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（３）
日時：2024年11月25日(月) 14:10～14:45
場所：Teamsによるオンライン開催
講師：橋本 健二 准教授
題目：制約式のモデル計数?列挙と投射モデル計数ソルバの開発
概要：
命題論理式の充足可能性判定（SAT）問題を解くSATソルバの近年の性能向上により、制約充足問題やソフトウェア?ハードウェアの検証、プランニングなどの一解法として、SAT問題に変換してSATソルバを用いる手法が活用されています。一方で、SAT型手法の枠組みにおいて、制約式を満たす解の存在を判定するだけでなく、制約式の解（モデル）の計数や列挙を行うことで、安全性の量的尺度や確率推論などの量的解析に応用する方法が考えられています。そのような方法では、モデル計数?列挙が性能のボトルネックとなるため、それらを高速に行う技術やツールの開発が求められています。本講演では、これまでに開発した投射モデル計数ソルバGPMCと、その中で用いている技術を紹介します。さらに、SATソルバを基盤とした擬似ブール制約ソルバNaPSとの連携により、レプ?タイルというパズルの解の計数と解集合表現の生成に活用した例についても紹介します。

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