皇冠足球滚球_皇冠球探比分-体育直播

图片

国際交流

ホーム > 国際交流 > 協定校訪問 > 平成20年度 > 高田晃彦/材料創造工学科4年

高田晃彦/材料創造工学科4年

 今回、協定校訪問プログラムで私はスイス、フランスへ行ってきた。今回の訪問は私にとって、初の飛行機搭乗、初の海外旅行だった。
 スイスに到着したのは9月23日でジュネーブのユースホステルに泊まった。機内泊だったが、17時間近く飛行機の中にいて、まったく眠れなかった。ユースホステルに着いたのは10時頃だった。日本では朝の5時で私は24時間まったく寝ていないことになり、この日はユースホステルに泊まるだけだったので、すぐに寝て次の日に備えた。
 9月24日はCERNに向かった。CERNはフランスとスイスの国境の境にありでかなり大規模な機関である。約20カ国がCERNに参加しており多くの研究者がその機関で研究をしているそうだ。日本のスプリング8のような機関という印象を受けた。原子物理の研究が主なようで材料創造工学科の授業でも多少聞いたことのある内容だった。研究内容の概要説明のプレゼンテーションを聞いた後はCERNの工場見学だった。一部しか見ていないのだが、かなり大きな機関であるということがわかった。工場見学の後、カイエのチョコレート工場へ向かった。チョコレート工場ではチョコレートの製造過程、歴史などの説明を受け、多くの種類のチョコレートの試食をした。やはり有名なチョコレート工場だけあり、とても美味しく、安くチョコレートを提供していたのでお土産として多くのチョコレートを買った。チョコレート工場見学のあとは、アヌシーのホテルに泊まった。


2008takada01.png
▲CERN上空写真


 9月25日はサボア大学のアヌシーキャンパス、シャンベリーキャンパスに行った。サボア大学でのプレゼンテーションは主にアヌシーについて、サボア大学についてだった。その中で一部、研究についてのプレゼンテーションがあり、内容すべては聞き取れなかったが、私の研究に似ているテーマのものがあり、非常に興味が持てた。大学内の見学では、多くの機材、研究の説明を受け、香川大学の研究室で見たことがあるに機材多くあった。サボア大学は香川大学と協定しているだけあって、安全システム工学科、知能機械工学科に似た研究をしていた。大学内の見学のとき、インターンシップで香川大学に短期間在学していたオリヴィエさんにも出会い、彼らの研究についての説明も受けた。大学内見学の後、秦先生が高松、香川大学工学部について、石丸先生が自身の研究についてのプレゼンテーションを行った。その後、ホテルに戻り、空いた時間に外に出て、アヌシーの街を見回って一日を終えた。

 9月26日はSNRという世界的に有名なベアリングの会社に訪れた。この会社は前に香川大学のインターンシップを受け入れてくれた会社として香川大学と縁のある会社である。ベアリングに関しては材料創造工学科の若林先生の専門であり、軸受けに関しての授業を受けたこともあったので材料創造工学科の学生として興味があった。SNRの概要説明のプレゼンテーションの後、工場内の説明を受けながら工場を見学した。工場では耐久試験などが行われていた。工場見学の後はベアリングの性質、使用されている材質、各ベアリングの使用目的など、ベアリングについてのさまざまな説明を受けた。材質に関しては、材料創造工学科の国重先生の授業で習ったものと多くの点で類似しており非常に興味深かった。特に興味を持ったのは車のベアリングだった。HONDA、SUZUKI、TOYOTAなど日本の有名な車メーカーなどのベアリングが多数あり、各々の個性のあるベアリングがあることを初めて知り、非常に説明を聞いていて面白かった。SNRを出た後は、サボア大学へ行き、秦先生が高松、香川大学工学部について、石丸先生が自身の研究についてのプレゼンテーションを行った。夜はサボア大学の方々を交えてボーリングをした。私はなるべくコミュニケーションをとろうと思ったが、なかなかうまく会話ができず、英語力がまだまだであることを痛感した。

 9月27日はアヌシーで一日自由行動だった。アヌシーの街を私含め6人で回った。アヌシーは多くの歴史のある街で、私たちは、まず協会に向かった。協会は非常に高い建物でそこから見える景色は絶景だった。その後、昔の牢獄に入り中の建造物を見てまわった。街も見て回ったが、街並みは絵に描いたようなヨーロッパの建物が並び、どこに行っても景観がきれいで感動できるような場所だった。

2008takada02.png
▲アヌシーの街並み

2008takada03.png
▲アヌシーの牢獄夜景

 9月28日はホテルをチェックアウトし、ジュネーブに向かった。日曜日だったのでジュネーブの街の店はほとんど閉まっており、街並みを見て回るだけとなってしまった。ジュネーブの街ではものすごく高く水が吹き上がる噴水を見た。その後、街を見て回った後、ユースホステルに戻り、全員疲れていたのかすぐに寝てしまった。

 9月29日はついに帰国する日だった。朝起きてすぐにユースホステルを出発し、ジュネーブ空港に向かった。アムステルダム空港経由で時間があったため免税店で買い物をして回った。17時間近い飛行後、30日朝9時に日本に到着し今回の旅を終えた。

 今回のこの協定校訪問プログラムでの私の目的は、国際インターンシップの前準備をして、一度は海外を体験しておこうというものだった。実際、私は海外というものを何も知らなかったので、すべての考え、常識の基準は日本のものだった。実際、海外で一週間生活してみると自分の考え方、常識はほとんどといっていいほど通用しなかった。少しの距離で国が変わり、流通貨幣が変わり、払った貨幣とは違った貨幣が返ってきたことは私にとっては驚愕だった。また、日本の「コンビニエンスストア」は海外には存在せず、痛い目にあった。日曜はほとんどの店が閉まっているというのも日本ではあまりないことだ。日本語も英語も通じないという体験も初めてのことだった。フランス人と日本人の感覚に違いも少しながらに感じられた。
 海外は多くの面で日本とは違うというのを知れたのは私にとって非常に貴重な体験となった。これを糧に更なる語学力の向上を図り、国際インターンシップへ挑戦し、世界で活躍できる技術者に一歩でも近づけるように残りの学生生活で一生懸命学習し、精進していきたいと思う。